2013.06.18

「瀬谷丸」感謝の進水式 大槌、横浜からの募金助けに

seyamaru130616

 岩手県大槌町の新おおつち漁協(下村義則組合長)の新しい定置網漁船「瀬谷(せや)丸」(全長24・8メートル、19トン)の進水式は15日、同町安渡の魚市場で行われた。震災後の支援活動がきっかけで、横浜市瀬谷区の市民団体が建造のための募金活動を展開。被災地への熱い思いが詰まった待望の新造船に、関係者は「大漁という形で恩返ししたい」と水産業の復興、発展を誓った。
 進水式を前に瀬谷丸が大槌湾内を回航。地域住民、バスで駆け付けた瀬谷区民約130人、漁協関係者ら計300人近くに勇壮な姿を披露した。同町安渡の仮設住宅の女性(81)は「活気づいてきたのを感じる。支援に涙が出る」と見守った。
 募金活動のきっかけは同区の有志が震災後、同町で行った炊き出し。漁師との交流が深まる中で、船がないなどの現状を知った。実行委を設立して昨年3月から3カ月間、募金活動を行い、約3625万円を集めた。
【写真=餅まきで笑顔を見せる大槌町と横浜市瀬谷区の住民ら】

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