2013.06.19

福島県の双葉町役場「いわき事務所」開所

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双葉町役場いわき事務所の開所式であいさつする伊沢町長

 東京電力福島第一原発事故で全住民が避難している福島県双葉町は17日、役場機能を埼玉県加須市から福島県いわき市東田町に移し、新しく建設した仮庁舎「いわき事務所」で開所式を行った。双葉町の役場移転は4回目で、原発事故から2年3カ月を経て福島県内に戻った。
 開所式で伊沢史朗町長は「除染や賠償、学校再開などの課題を抱えている。一つ一つ着実に解決したい。いわき事務所を町の復旧・復興の拠点にしていく」と述べた。佐藤雄平福島県知事、吉田寿市勿来(なこそ)支所長、佐々木清一双葉町議会議長らが祝辞を述べた。玄関前で伊沢町長や佐藤知事らがテープカットした。
 いわき事務所では町職員89人のうち67人が勤務する。これまで役場機能があった埼玉県加須市の旧騎西高校に埼玉支所を置き、郡山市に郡山支所を設ける。両支所ではそれぞれ11人の職員が業務に当たる。
 町によると、町民3783人が県内に、3131人が県外に避難している。
 双葉町役場は原発事故後、川俣町、さいたま市を経て加須市に移っていた。

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