2013.07.18

岩手県人が「じぇじぇ」指南 方言指導の2人朝ドラ支える

hougen130716

 9月まで放送されるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、盛岡市出身のナレーター若野裕子(ひろこ)さん(50)=東京都港区=と、紫波町出身で劇団所属の菊地伸枝さん(39)=同杉並区=が、出演者に岩手の言葉を指導している。驚いた時の「じぇ」など、ドラマで使われる本県の方言やなまりは「あまちゃん」人気を支える大きな魅力。2人は古里の言葉の温かみを俳優たちに伝え、ドラマを通じて復興に向かう地域が元気づくことを願う。
 方言指導を担当するのは、2人と八戸市生まれの「だるま太朗」さん。若野さんは盛岡白百合学園高を経て、エフエム岩手でアナウンサーを務めた。現在は催事でナレーションをしたり、接客マナーなどの講師を務める。
 菊地さんは紫波高卒業後に上京。劇団所属の役者として活動し、テレビ番組の再現VTRにも出演。2人は同じプロダクションに所属し、「あまちゃん」に抜てきされた。
 内陸出身の若野さんと菊地さんは、昨年8月に久慈市に訪れ、海女や地元の語り部の話し方を取材。海女の言葉には荒々しさもあるが「実際に話して感じた優しさや女性っぽさを表現したい」(若野さん)と思ったという。ドラマでは全国の視聴者への伝わりやすさとともに、東北、岩手の言葉の温かみを大切にしている。
【写真=「岩手の方言が全国に受け入れられてうれしい」と語る菊地伸枝さん(左)と若野裕子さん=東京・渋谷】

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