陸前高田市の中高生がこの秋、スポーツで活躍し、被災地に希望を与えている。統合初年度の高田東中野球部は県中学校新人大会で初優勝。今週末も別の県大会があり、頂点を目指し練習に熱が入る。校舎が被災し、大船渡市立根町の仮校舎を使う高田高バレーボール部女子は、全日本バレーボール高校選手権大会県予選会を制した。今なお練習場所や時間が限られる中で努力が実を結び、部員たち一層の飛躍を期す。
高田東中は広田、小友、米崎中が統合し4月に誕生したばかり。校舎を使う旧米崎中校庭には仮設住宅が並ぶ。練習場は3月末に整備されたが、1周160メートルのトラックを確保するのがやっと。試合も、強い打撃や外野守備などの練習もできない。スクールバス運行の都合で、練習時間も制限されている。1、2年生42人のうち4人が家族を失い、8人が自宅を流失。震災直後は部活動どころでなかったが、多くの支援が励みになった。
高田高(横田昭彦校長、生徒505人)バレーボール部女子の躍進も、地元を勇気づけた。同校は震災で同市高田町の校舎が被災し、現在は大船渡市立根町の大船渡東高萱中校舎を使用する。高田東中と同様に、練習の場所や時間が制限される中で、部員17人でつかんだ全国切符だった。
【写真(上)=11月の県中学生チャンピオン大会に向けて、練習に励む高田東中野球部の部員たち】
【写真(下)=戸羽太市長(左)に優勝を報告し、全国大会での必勝を誓う高田高バレーボール部の女子選手たち】
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