2013.11.30

300ヘクタール区画整理へ 陸前高田市、被災3県最大

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 陸前高田市は28日夜、高田小で、被災市街地復興土地区画整理事業(区画整理)の事業計画案説明会を開き、高田地区189・8ヘクタール、今泉地区約113ヘクタールで区画整理を導入する計画を示した。300ヘクタールを超える区域は、区画整理としては被災3県で最大。高台の開発とともに最大で3階建ての建物並みの約10メートルの盛り土を行い、市街地を再生。来年2月の事業認可を目指しており、約1200億円の大規模事業として東日本大震災で甚大な被害を受けたまちの再生がようやく本格化する。
 高田地区は、計画戸数約1560戸、人口約4300人。かさ上げの端部で海抜9~11メートル程度の高さまでかさ上げする。高台も含めた平均減歩率は36・3%。
 道の駅用地だった大石沖、中川原地区は住宅地に見直した。先行整備する中心市街地約27ヘクタールは2015年度半ばからの建物着工を計画する。
 今泉地区は、戸数約560戸、人口約1600人。かさ上げの端部で海抜10メートルほどまで盛る。高台も含めた平均減歩率は57・9%。
【写真=陸前高田市が示した2015年度以降、建物建築が可能となる高田地区の中心市街地のイメージ図(施設や駅などの名称を加筆)】

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