2013.12.26

災い飛ばし復興招いて 気仙沼・はじき猿作り

大詰めを迎えているはじき猿作り

大詰めを迎えているはじき猿作り

 宮城県気仙沼市唐桑町神の倉で、災難や悪事を「はじき」、魔が「さる」といわれる正月の縁起物「はじき猿(ざる)」作りが大詰めを迎えている。
 はじき猿は竹ひごに付いた布製の小さな猿を指ではじく民芸品。「福が回ってくる」という意味の風車も付いている。
 300年以上の歴史があり、現在は地区のお年寄り4人が作っている。ことしは約400個を作る千葉辰雄さん(74)は「暗い気持ちをはじき去り、復興へ向かって力強く進んでほしい」との願いを込めて作業に励む。
 唐桑半島先端にある御崎神社の初詣や、来年1月11、12日の神社祭典で1000~5000円で販売される。

2013年12月24日河北新報朝刊

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