2014.01.05

駅ホームから朝日に願い 三鉄が「初日の出号」

santetsu140102

 三陸鉄道は1日、恒例の「レトロ列車初日の出号」を運行し、乗客47人が初日の出を拝んだ。東日本大震災で壊滅的な被害に遭った同鉄道は、4月に全線復旧を果たす。被災者らは希望の光に復興への願いを託した。
 早朝に久慈市の久慈駅から列車に乗り込んだ客は、野田村の野田玉川駅で下車。海に近い高台のホームでカメラを構え、水平線の雲間から朝日が見えると歓声を上げた。その後は列車とバスを乗り継ぎ、普代村の鵜鳥神社を参拝した。
 久慈市の自宅が半壊した自営業東野喜久子さん(44)は家族7人で参加し「復興と家族の健康を祈りました」。八戸市から訪れた松橋修二さん(72)は「言葉に言い表せないほど感動した。三鉄が全線復旧したらまた乗りに来たい」と笑顔で話した。
【写真=三陸鉄道の「レトロ列車初日の出号」に乗り込む客=1日早朝、久慈市】

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