閖上の水産加工品をＰＲするポスター

　東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の水産加工４社の商品が２月３日～３月３１日、「ふるさと小包」として東北・関東エリアの郵便局を通じて販売される。被災業者の販路拡大を支援しようと名取市商工会が企画した。
県の補助事業の採択を受けた市商工会による「特産品販路開拓支援事業」の一環。４社それぞれの商品を共通のポスターとチラシに載せて宣伝・販売し、「閖上ブランド」の再構築を目指す。
商品は佐々直の「手のひら蒲鉾（かまぼこ）詰め合わせ」（３０００円）、ささ圭の「福興手わざ笹蒲鉾詰め合わせ」（２９００円）、丸七佐藤水産の「レンジで簡単西京漬け詰め合わせ」（２８５０円）、マルタ水産の「閖上産赤貝の塩漬け・オリーブオイル和（あ）えセット」（４５００円）。価格はいずれも送料込み。
４社とも売り上げは震災前の水準に戻っておらず、２社は今も仮設工場で生産している。市商工会の担当者は「閖上の水産加工業の本格再建に向け、浜のこだわりの品を全国にアピールしたい」と話している。
各郵便局にチラシや申込書を置いて注文を受け付ける。連絡先は名取市商工会０２２（３８２）３２３６。

2014年01月31日河北新報朝刊

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「読む」復興支援　スマイルニュース
iPhoneアプリDLはこちら
AndroidアプリDLはこちら
スマイルとうほくプロジェクト公式サイト