岩手、宮城の両県警は21日、陸前高田市高田町の仮設住宅で、震災身元不明者の情報交換会を開いた。東日本大震災から3年を前に、一人でも多くの身元不明者を家族に帰そうと初めて合同開催。遺体が発見されながら、身元が特定されていない人は岩手68人、宮城30人に上り、あらためて情報提供を呼び掛けた。
午前の高田高第2グラウンド仮設住宅には、住民約20人が集まった。宮城県警は気仙沼市や石巻市の海上で発見された10人の似顔絵、発見場所、特徴、所持品を説明。ナイキ製のジャンパーを着用、インプラントの治療を受けている、など身元判明につながりそうな詳細な情報を示した。
岩手県警も陸前高田市内で発見された6人の似顔絵、特徴などを説明。実際に似顔絵を描いた捜査官が詳細な特徴も伝えた。
両県警とも似顔絵は、ホームページで公開している。問い合わせ、情報提供は岩手県警本部鑑識課(019・653・0110)、宮城県警身元不明・行方不明者捜査班(022・221・7171)へ。
【写真=震災身元不明者の似顔絵などを説明し、情報を求めた岩手、宮城両県警の情報交換会=陸前高田市】
*****************
「読む」復興支援 スマイルニュース
iPhoneアプリDLはこちら
AndroidアプリDLはこちら
スマイルとうほくプロジェクト公式サイト