2014.09.07

サンマとカボス 災害面でも協力態勢

 東京都目黒区で開かれる「目黒のさんま祭」を縁に交流している気仙沼市と大分県臼杵市が、災害時相互援助協定を結ぶことになった。さんま祭では、気仙沼市が旬のサンマ、臼杵市が風味を添えるカボスを提供しており、相性のいい両者が防災面でもがっちり協力態勢を組む。
 締結式は28日、臼杵市で行われ、気仙沼市の菅原茂市長や守屋守武市議会議長らが出席する。大規模災害時に食料、燃料、衣料品などの物資を提供し、職員派遣で協力し合う。

 古典落語「目黒のさんま」にちなんださんま祭は1996年の開始当初から気仙沼市がサンマを提供。臼杵市も2000年からカボスを届けている。この縁で、東日本大震災では臼杵市から物資支援や職員の派遣を受けた。
 気仙沼市は01年に目黒区と災害時相互援助協定を結んでいる。菅原市長は「災害があったときは、目黒、臼杵、気仙沼の1区2市がお互いに助け合う関係ができる」と話した。
 19回目となることしのさんま祭は14日に同区の田道広場公園で開かれる。

2014年09月06日河北新報

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