画業を通じて福島県の鉄道復興を応援している鉄道風景画家・松本忠さん(41)=さいたま市=の作品展「切符の向こうに見る夢」が郡山市のうすい百貨店8階ギャラリーで開かれている。平成23年の新潟・福島豪雨被害で一部区間の不通が続くJR只見線の沿線の風景画など、水彩画67点を展示販売している。16日まで。
松本さんは横浜市出身。会社員生活を経て画業を志し、平成13年から17年まで郡山市に住み、県内の鉄道を題材に創作活動に取り組んだ。只見線の復旧・復興を応援するため、作品の売り上げで只見線の切符を購入し、個展で配布する活動を続けている。
会場には只見線の四季の風景をはじめ、東日本大震災の津波で被災したJR常磐線や、JR磐越東線などを題材にした作品が並んでいる。只見線の作品では、全線復旧の願いを込め、現在は不通になっている区間を列車が走る様子を描いた作品も出品した。会場では来場者に只見線の切符をプレゼントしている。
震災後、スケッチなどでたびたび県内のローカル線を利用している松本さんは「郡山は私が画業を始めたゆかりの深い場所。今後も自分ができることで福島の鉄道復興を後押ししたい」と話している。
時間は午前10時から午後7時(最終日は午後5時)まで。
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