2014.12.22

釜石の平田駐在所が開所 津波流失から3年9カ月

heitatyuzai141219

 東日本大震災の津波で全壊し、移転新築した岩手県の釜石署平田(へいた)駐在所の利用が18日始まった。被災した県警施設の復旧第1号。3年9カ月ぶりに平田地区に夜間も警察官が常駐する態勢が戻った。開所式を行い、治安を守る決意を新たにする駐在所員2人を、地域住民らが頼もしげに見守った。
 仮設住宅や災害公営住宅の建設で同地区の人口は増えており、駐在所員は震災前と比べ1人増の2人態勢。主任の及川一(はじめ)巡査部長(54)と、同署に今春赴任した近藤充高巡査(24)が勤める。
 及川巡査部長は「(地区内は)高齢者も多いので、特殊詐欺被害の相談などにも対応したい。『駐在さん』と気軽に声を掛けてもらえるとうれしい」と張り切り、近藤巡査は「全力で地域の安全を守りたい」と誓う。
【写真=開所した駐在所前で地域の治安維持への決意を新たにする及川一巡査部長(左)と近藤充高巡査=18日、釜石市平田】

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