2015.05.25

浪板海岸の再生へ一丸 大槌・芝生張り、清掃に100人

namiia150524

 東日本大震災で被災し、砂浜を失った大槌町の浪板海岸で23日、浜のにぎわい再生を目指す第1弾の取り組みとして「浪板海岸こどもしばふ広場プロジェクト」が行われた。町内外から約100人が芝生張りや周辺の清掃活動に汗し、海水浴場やサーフィンスポットとして親しまれてきた海岸の活気を取り戻そうと力を一つにした。
 浪板地区内外のサーファーや登山愛好家らでつくる有志団体、浪板海岸再生プロジェクト(千代川茂代表)と浪板地域復興協議会(臺(だい)野(の)宏会長)の共催。芝生張りは、約250平方メートルの土地をシャベルで掘り起こし、石や木の根を取り除いて整地。幅35センチ、長さ250センチの芝のシートを敷き詰めた。はだしで芝の上を歩いて感触を確かめ、つなぎ目に土を入れるなどして整えた後水をまいて完成した。
 再生プロジェクトは昨夏から始動し、地域の再生計画をまとめてきた。今後、カフェやサーフショップ、キャンプ場の開設、砂浜や松林の再生なども予定する。
【写真=張ったばかりの芝生の感触をはだしで確かめる「浪板海岸こどもしばふ広場プロジェクト」の参加者】

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