2015.05.31

大船渡湾のウニ漁、6年ぶり復活 休漁、震災乗り越え

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 岩手県大船渡市の大船渡湾内のウニ漁が5月、6年ぶりに復活した。海底にがれきが広がるなど東日本大震災の影響も受けたが、関係者一丸で乗り越え、念願の解禁。漁港では5年間見られなかったウニの殻むき作業をする漁業者の姿が見られ、活気にあふれた。ウニ漁は31日まで。
 同市赤崎町の東善一さん(77)は30日午前5時20分ごろ、仁栄丸(0・8㌧)で蛸ノ浦漁港を出発。船の位置を微調整しながら、箱眼鏡で海中をのぞき込んだ。ウニを発見すると、4メートルほどの「たも」を器用に操り水揚げ。船に揚げられたウニは朝日を浴びて黒光りし、トゲを盛んに動かした。
 この日は前日の雨の影響で海が濁り、視界が十分でない状況。水揚げしたウニは10個余りだったが「今年は現在までで約10キロほどとまずまず。震災前より大きく育っている」と顔をほころばせた。
 大船渡湾では2010年、ウニの身入りが悪いことを理由に口開けを見送り。11年の震災では海中のがれきで漁船の航行が困難になり、水質も悪化したため解禁が延期されてきた。
【写真=収穫したウニを船に揚げる東善一さん。6年ぶりの漁復活で作業の手にも力が込もる】

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