2015.06.10

支援に感謝 ハワイへ 日本舞踊学ぶ児童、生徒10人 11日から訪問

phpThumb_generated_thumbnail

 福島県福島市の日本舞踊花柳流師範・花柳沙里樹(さりじゅ)さんの下で学ぶ、伝統文化みらい協会所属の小学6年生から高校3年生までの10人が11日からハワイ・ホノルルを訪れ、現地で公演する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の県内への支援に対する感謝の気持ちを伝えようと、市内の中央学習センターで稽古に励んでいる。
 子どもたちは震災後、日本全国で踊りを披露し、福島の元気を伝えてきた。昨年、ホノルル県人会が来県した際、子どもたちが日本舞踊を披露したのがきっかけになり、海外公演が実現した。同県人会理事で市内に住む会社役員のマリアン森口さんが橋渡しした。
 一行は4泊6日の日程でハワイを訪問し、第36回まつりinハワイに出演するほか、同県人会や現地の高校、幼稚園、日本人学校で日本舞踊を披露し、食事をしながら交流する。
 演目は箏曲「さくら変奏曲」や民謡、子どもたちが振り付けを考えた「ふるさと」など。リーダーの大槻夕真さん(16)=桜の聖母高2年=は「初の海外公演で不安もあるが、ハワイでの気付きや発見があるといい。何よりも現地の人に感謝を伝えたい」と話している。
 花柳師範は「互いの文化の違いを肌で感じるとともに、子どもたちが世界に向けて日本文化を発信する良い機会に恵まれた」と話し、子どもたちの成長に期待している。
【写真=海外公演に向けて練習に励むメンバー】

*****************
「読む」復興支援 スマイルニュース
iPhoneアプリDLはこちら
AndroidアプリDLはこちら
スマイルとうほくプロジェクト公式サイト

記事一覧に戻る