復興支援道路「国道106号宮古盛岡横断道路」(約100キロ)の一部として岩手河川国道事務所(村井禎美所長)が整備する仮称「新区界トンネル」(延長4998メートル)の安全祈願祭は28日、宮古市区界の同市側坑口で開かれた。2018年度完成を見込み、難所の区界峠を回避。道路トンネルとしては国道283号新仙人トンネル(4492メートル)を抜き県内最長となる。
新区界トンネルは、宮古盛岡横断道路のうち宮古市区界と盛岡市簗川をつなぐ区界道路(約8キロ)の一部で、幅員12メートル、高さ8メートルの自動車専用道路。併せて避難坑5045メートルも整備する。延長が5千メートル以上だと危険物搭載車の通行が禁止されるため5千メートル未満に抑えた。貫通は来秋の予定。
区界道路では、仮称「簗川トンネル」(1576メートル)も整備中。区界道路全体としては現道より4700メートル、9分の短縮が図られる。全23カ所の急カーブも解消する。総事業費は約370億円。
宮古盛岡横断道路は6区間で工事が行われ、遅くても20年完成を目指す。宮古―盛岡間を現在より約25分短縮の約1時間15分で結ぶ。
【写真=仮称「新区界トンネル」の安全祈願祭でくわ入れする村井禎美所長(左)ら6人】
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