2015.07.08

震災時の志津川中校長が講演 避難所の苦労語る

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菅原さん(左奥)のアドバイスを聞き、避難所設営を考える生徒たち

 川崎町富岡中(生徒49人)で6月30日、防災を学ぶ講演会があり、東日本大震災の発生時に南三陸町志津川中校長だった菅原貞芳さん(62)=気仙沼市=が当時の避難所運営を語った。

 生徒や住民を教室と体育館に受け入れた様子を写真で紹介。模造紙に生活や交通の状況を書いて情報共有を図ったり校庭に穴を掘ってトイレにしたりしたことを説明し、「最低3日は自分たちで何とかしないといけない。紙類や工具を整理しておくと、いざという時に活用できる」と語った。

 「普通の生活が普通ではなく、恵まれていたことを実感した」との当時の生徒たちの作文も披露した。

 3年伊藤太郎君(14)は「力仕事など中学生ができることも多い。必要な経験を培っていきたい」と話した。同校は8月、生徒が体育館に避難所を設営する防災キャンプに取り組む。

2015年07月07日河北新報

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