2015.08.19

<サンマ船>被災地活気取り戻す「出船送り」

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福来旗を振る市民らに見送られ、出港する大型サンマ漁船=17日午前10時ごろ、気仙沼市魚市場南側桟橋

 気仙沼港(宮城県気仙沼市)を母港にする大型サンマ船が17日、一斉に出漁した。大漁と航海の安全を祈って船を見送る「出船送り」が気仙沼市魚市場南側桟橋であり、漁船員の家族や水産関係者が駆け付けた。漁は20日に解禁される。
 家族らは「福来旗(ふらいき)」と呼ばれる鮮やかな旗を手に、11隻の出港を見守った。「行ってらっしゃーい!」と叫ぶ子どもの声に、漁船員は大きく手を振って応えていた。
 気仙沼市の菅原茂市長らが激励すると、各船を代表し第81豊清丸の中舘捷夫漁労長(74)は「東日本大震災の爪跡が残るが、にぎやかで活気ある気仙沼を取り戻すためにも、新鮮なサンマを水揚げしたい」とあいさつした。
2015年08月18日河北新報

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