東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の高田高(横田昭彦校長、生徒486人)の実習艇が漂着した縁で、同校と親交を結ぶ米国カリフォルニア州のデルノート高の生徒8人が同市を訪れている。22日は高田高の生徒たちとの交流活動をスタート。被災地の現状や津波防災を学ぶとともに、海を越えた同年代の友情を培う。
初顔合わせでは互いに緊張した表情を浮かべながら、高田高側が英語、デルノート高側が日本語で自己紹介。生徒たちは言葉を交わすうちに徐々に打ち解け、笑顔になった。
デルノート高1年のキャロライン・コクランさんは「海外に旅行するのも初めてで、他の文化を見て、新しいことを感じられるチャンス。友達をたくさんつくり、多くのことを学びたい」と好奇心に満ちた様子で話した。
デルノート高の生徒は26日まで、市内のホテルなどに泊まりながら、震災や復興について自分の目で学ぶ。新校舎になった高田高で授業も受け、書道や柔道、調理実習などで日本文化を体験する。
【写真=互いに顔を合わせ、自己紹介する高田高とデルノート高の生徒たち】
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