2016.04.16

最大震度7「恐怖感じた」 熊本在住の岩手県関係者

 熊本県で最大震度7などを観測した14日の地震では、熊本県在住の岩手県関係者らも大きな揺れに遭った。突然の地震に衝撃を受け、不安をにじませた。
 震度5強を観測した熊本市中央区の熊本県立大准教授の佐藤哲(さとし)さん(38)=一関市室根町出身=は、自宅にいる時に激しい揺れに襲われた。「揺れが長く、立っていられない状況。東北に比べ、九州は地震が少ないので恐怖を感じた」という。停電はしていないが、本や食器のほとんどが床に落下し、散乱。「地震発生後からずっとサイレンの音が響いている。余震も続き、不安だ」と語った。
 盛岡市出身で熊本県南部の五木村の地域おこし協力隊員伊藤麻里子さん(34)は「職場にいたが、すぐに外に出た。熊本はめったに地震がないのですごく怖かった」と当時の様子を説明する。
 遠野市と友好都市協定を結ぶ熊本県菊池市では震度5強を観測。郷土芸能などを通じて訪問交流している「菊池都市間交流の会」の佐藤紘一会長(71)=菊池市長田=は「下から急に突き上げるように揺れ、長く揺れを感じた。電話がつながりづらく、全体の被害状況は分からない。余震が断続的に起きており、警戒を続けたい」と心配そうに話した。

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