2016.05.07

【岩手・大船渡】祭り復活、住民つなぐ 8年ぶり尾崎神社式年大祭

大船渡・赤崎5年祭

 岩手県大船渡市赤崎町の尾崎神社式年大祭(五年祭)は4日、赤崎町内で8年ぶりに開催された。4年に1度の祭りは前回、東日本大震災の影響で中止に。復興に向けて地域が一つになり、伝統を絶やしてはならないと開催を決めた。住民は待望の復活を喜び、伝統芸能や海上渡御(とぎょ)に地域の団結と再生の願いを込めた。
 雨の中、同神社社務所前の広場で余興奉納を行った。赤崎町の6祭り組が約1カ月間練習を重ねた権現舞や手踊りを披露。祭り屋台の力強い太鼓に合わせ、権現舞を先導する子どもたちの大きなかけ声が響いた。
 きらびやかな衣装を身にまとった子どもら約千人の行列が防潮堤工事が進む海沿いを歩く。清水(しず)岸壁からは、町内3地区のみこしを大漁旗を掲げた約30隻の漁船に乗せて海上渡御を行い、大船渡湾を一周した。
【写真=手踊りでみこしの海上渡御を見送る参住民】

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