2016.08.23

【岩手・大船渡】先祖の霊弔う灯籠500個 盛川照らす

スマイルニュース0823写真

 毎年旧盆に行われる岩手県大船渡市の伝統行事「盛川灯ろう流し」(吉野町盛川流灯会実行委主催)は20日夜、同市盛町の権現堂橋付近で行われた。
 川の増水のため灯籠は流さなかったが、約500個の灯籠が河川敷に並べられ、東日本大震災の犠牲者や先祖の霊を弔う火が川面を照らした。
 市民らが多く訪れ、読経に合わせ、故人の名前や命日を記した灯籠に祈りをささげた。同市日頃市町の長安寺太鼓の勇壮な演舞や花火の打ち上げなども行われた。
 灯籠流しは毎年旧盆の8月20日に行われ、100年近く続く地域の伝統行事。
 同実行委の会長で、吉野町公民館の船山良忠館長(67)は「橋の上から見える灯籠はとてもきれいで幻想的。先祖の霊を気持ちよく送り出してほしい」と願いを込めた。
【写真=盛川の河川敷に並べられた約500個の灯籠】

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