2013.04.27

再建予定のJR女川駅 温泉施設併設の3階建てに

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 宮城県女川町は、東日本大震災で被災し従来より内陸寄りに移転、再建される予定のJR女川駅について、駅舎の施設概要をまとめた。震災前、駅に隣接していた町営の温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」を併設し、中心部に形成を目指す商業エリアの拠点施設とする。
 駅舎は、町の復興を支援している世界的建築家の坂茂さんがデザインした。建物は3階、延べ床面積1100平方メートルで、鳥が羽ばたく姿をイメージした。1階は駅や売店、2階にゆぽっぽが入り、3階に展望フロアを設ける。建物の前面には駅前広場を整備する。
 駅舎建設の事業主体や費用負担の在り方などは、町とJR東日本が調整中。運転休止中の石巻線浦宿-女川間について、町は2014年度末を目標とする商業エリアの「まちびらき」に合わせて再開するよう、JR東日本に要望している。
 町は5月以降、住民や事業者向けに、女川駅や商業エリアの整備に関する説明会を開く。

2013年4月25日河北新報朝刊

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