2014.06.01

マリンスポーツの拠点が復活 リアスハーバー宮古

riasuhaba140530

 岩手県マリンスポーツの拠点が帰ってきた―。東日本大震災の津波で全壊し、復旧工事を進めていた宮古市神林の県営施設「リアスハーバー宮古」の竣工(しゅんこう)式は先月29日、現地で行われた。震災前は多くのヨットが係留され、年間約1万8千人の利用があった。2016年岩手国体のセーリング競技会場として利用するため迅速な復旧工事を進めた。宮古高と宮古商高ヨット部の練習環境も大幅に改善され、競技力向上が期待される。
 竣工式は関係者や両校ヨット部員ら約130人が出席。山本正徳市長は「あらゆる世代が海に親しむ拠点として活用してほしい」と祝った。船揚げ場を前にテープカット。爽やかな風を受け両校のヨット8艇が出航した。
 今シーズンは5月30日から県高校総体、6月末には社会人の東北ヨット選手権大会が開かれる。先輩の出航を見送った宮古高ヨット部の生徒(1年)は「父も高校時代に乗っていたこともあり、自然の力だけで航海するヨットにひかれて入部した。立派に復旧してもらったことに感謝して大事に使いたい」と笑顔を見せた。
【写真=帆に風を受け、復旧した船揚げ場から勢いよく出航する宮古高、宮古商高のヨット部員たち】

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